いよいよ今週末夏時間が終わります。正確には10月28日の午前2時になった瞬間1時間時計が戻り1時になります。でも何故か夏時間が終わるという言い方に抵抗を感じてしまいます。だって、夏なんてとっくに終わっています。それをいまさら夏時間が終わったと言われるより「冬時間が始まった」と言ってもらった方がしっくり来ますね。でも冬の時間帯がGMT(グリニッジ標準時)で夏はGMT+1ですから夏が普通ではないわけです。それにしては3月最終週の日曜に夏時間が始まり、終わるのは10月の最終週、変則の夏時間の方が7ヶ月と長いのも変ですね。
時間が変わると職場に一人や二人は時間を間違える人がいます。特に日本から来て間もない人はy要注意。冬時間になると1時間戻すために、忘れた人は早く出勤して来ます。「おかしいな、何で皆来てないんだ」と思って、大抵はその辺で気がつきます。ところが人によっては自分が正しいと信じ、正確な時間に出勤してくる人を「遅刻だ」といって責めて、相手に反論され初めて自分の間違いに気づくのです。
夏時間になるとこれが逆ですから間違えた人は遅刻します。不思議なことにこの夏時間に皆より1時間早く出勤した名物男がいました。彼は毎年この夏時間の切り替えに何かやらかします。この時はどうやって1時間早く来たのでしょうか。彼は毎年の失敗を教訓に、今年こそは失敗すまいと珍しく土曜日の晩にちゃんと1時間時計を進めました。ところが時計をいじくったことを忘れていて翌日曜日に更に1時間時計を進めたのでした。
因みに英国では第二次大戦中二重夏時間というのをやっていて、夏時間(GMT+1)を標準時として、夏時間は更に1時間進め(GMT+2)としていたことがあるそうです。さて、わが社の名物男このときの記憶が残っていた・・・?
実は日本でも1948年から4年間だけサマータイムを導入しています。一旦は廃止された夏時間がいま、省エネの観点などから再導入が取りざたされていますね。
さて名物男、今年はどんなことをしてくれるのか今から楽しみです。