怪しいフラット 最終回

怖いながらも、慌ててかけ直すが、彼女の電話に繋がりません。電話のある場所はレモンの干からびる鏡の前・・・。半べそ状態で延長コードを繋ぎ、電話機を自分の部屋に入れ、再度、挑戦すると繋がりました。

彼女曰く・・・”邪魔されるねぇ~。すごい声が聞こえたよ。どうも家の中をゆっくり移動しているようだから、器に水を入れて各部屋に置いといて。水が揺れてたら、その部屋には揺れが収まるまで入らないように・・・。”

何だかレモンに水に、すごい事になって参りました。(後日、日本で会った時に尋ねると、”グウェッ、グウェッ~”と喉に何かが挟まって苦しんでいるような声だったそう・・・。怖っ。)

日も短くなったある秋の夜、帰宅し電気を点けると、フラット中の扉という扉、引き出し等、全てが開けられ、物が投げ出されてるのを発見。”ポルターガイスト現象もとうとうここまできたか・・・。”と唖然としながらも、部屋に向かうと、唯一安全だと思っていた私の部屋までグチャグチャに荒らされてる。”霊じゃない!空き巣だ!”と気付いた途端、恐怖心は怒りに変わり、生まれて初めての999!オペレーターに”警察か?救急車か?火事か?”と聞かれ、質問に答えるうちに落ち着いてきたのに、”犯人が潜んでいる可能性があるから、鍵のかかる部屋があったら、鍵をかけて隠れているように。”と言われゾォッ。武器を持った空き巣に襲われる位なら、霊の方がまし・・・と祈るように警察の到着を待ちました。

盗まれたのはステレオや、カメラ、でも一番ショックだったのは母の真珠の指輪。婦警さんは調書を取りながらも、”マーケットに行けば見つかるかもよ。”なんて気楽なお答え。翌日、鑑識が来てフラット中を指紋採取用の粉で真っ白にして、通りいっぺんの捜査で終了。怪我が無くてよかった・・・で終わってしまいました。

しかし、その後は”空き巣が潜んでいないか?”と帰宅の度に、物置を含む全ての部屋をチェックしないと入れない恐怖観念に襲われ、”生きている人間の方が怖い!”の結論に達した後は、頻度を増してきたラップ音も気にならなくなり、平穏な日々を暮らしておりました。

ある夜、バスタブにお湯をはっておき、暫くしてバスルームに入り目にしたものは、地震も無いのに、チャプチャプと湯船で激しく揺れるお湯。えっ、何?・・・と一瞬、事態が読み込めず、揺れる水面を凝視するも、すぐに友の”水が揺れてたら・・・。”の台詞を思い出し、冷水を浴びたように一気に恐怖感が・・・。ふと洗面台の上にある鏡に目をやると、お湯を張った際には絶対に曇る鏡が、一部の曇りも無く反射してる。とっさに”鏡を見てはいけない!”という強い念が頭をよぎり、転がるように自分の部屋に戻り、鍵を閉め、フラットメートの帰りを待ちました。

霊だ、空き巣だと、もう我慢の限界!空き巣被害の際、玄関が施錠されていた事から、”以前の住人が合鍵を使って侵入したのでは?どうして鍵を買い替えなかったのだ。”と大家に直談判し、契約期間途中で引っ越す事を承諾させました。

一連の出来事は一体、何だったのか?今でもあのフラットで感じたジト~とした恐怖感は忘れられません。どなたか原因究明して、続きを書いて下さる方はいらっしゃいませんかね?Hendon Central駅近くのVivian Avenue沿いにあるパン屋の2階が問題のフラットです。


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