路上駐車・駐停車する
イギリスの街中は、必ずといって良いほど路上駐車している車が多い。時には折角道幅が広い通りなのに、両側に駐車する車が多いため、渋滞になる位だ。日本は基本的に路上駐車は違反だが、イギリスでは各路上の規則に担えば駐車できる。
最近では大都市(特にロンドン中心部)で、駐車代金を払わずに路上駐車をするのが不可能になってきている。指定駐車場に入れるのが手っ取り早い。
パーキングメーター
路上につくしんぼの様に立っているパーキングメーター。意外にもイギリスで発明されたのだから驚き。
車を指定された枠内に停め、メーターの中にコインを投入していく。(大抵1ポンドか20ペンスコインのみしか入らない)必ず時間制限があるので(ほとんど2時間)、そのメーターに張ってある注意書パネルを確認すること。コインを入れていくと同時に、デジタル表示で残りの駐車可能時間が表示される。(分ごとに表示されるが、通常のタイミングよりも少し短い:15分=13分)駐車可能時間が過ぎると、表示にPenaltyか超過時間が表示される。
時間帯により無料で駐車できる場合が多いので、これも注意書きで確認したい。また運が良いと、あなたの前に駐車していた人の駐車料金が残っている場合もあるので、コインを追加すれば時間も追加される。
Out of Order(故障中)もしくは、No Parkingのランプが点滅している場合は、駐車すると違反になるので注意。
Pay & Display
メーター駐車の進化版。ただし、駐車時間の延長は時間が終了するまでできない。指定の駐車エリアに車を停め、近くにある駐車料金箱にてチケットを購入する。大抵現在時刻と最長駐車時刻が表示されており、コインを投入すると駐車時刻が遅くなる仕組み。(これも駐車時間制限があるので、注意書きを確認すること)
コインを入れ終わってからチケット発行ボタンを押すと、チケットが印刷される。チケットには2種類あり、シール式か、レシート式がある。シール式はウラ紙と本紙をうまく張り合わせ、外から印字部分が見えるように運転席前方に貼り付ける。レシート式も同様に、ダッシュボード上に印字部分を上にして置く。最近屋内駐車場でもこのシステムが多く導入されている。
また最近、ロンドン中心部などではこれらの料金箱が排除され代わりに支払い所に電話して料金を払うシステムに変更されている。
屋外駐車場
イギリスでは、この手の駐車場が多く、広さも十分確保されている。アスファルトで固められ、白線が書き込まれているところもあれば、砂利を敷いてあるところ、時には芝生上にどこでも停めて良い駐車場もある。
駐車料金の支払い方法はPay & Displayやチケット清算方式、入場口での支払いなど各所まちまち。
屋内駐車場
このような駐車場は街中で多く見られる。屋内駐車場の多くはNCP(National Car Park)という会社や各種自治体などが運営しているので、設備や対応が良く、盗難にも襲われにくいこともあり、安心して駐車できる。支払方法は屋外駐車場と同じく各場所によって異なる。
Park & Ride
オックスフォードやカンタベリーなどの観光地に多く見られる合理的な方法。まず、郊外にある専用駐車場に車を停め(大抵は無料)、市内との巡回バスに乗り込む。(バス代は往復数ポンドほど)これなら、市内で駐車スペースの確保もいらないし、バスはほとんどバスレーンを通るので、渋滞に巻き込まれる心配もない。
スーパー・大型店舗併設の駐車場
郊外のスーパーは必ずといって良いほど、広い駐車場が確保されている。大抵は無料だが、場所によっては店舗での買い物レシートをチェックするところもある。あくまでもスーパーの駐車場に停めるのは、そこで買い物をするためなのだから。