2009年09月15日 の投稿

続・私有地駐車取締りの横暴

2009年09月15日 16:58(火) by Ukki @ jaz

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駐車時間をオーバーしてしまった二組の家族の明暗・・・。

公道に駐車した組は、戻るとフロントガラスに置かれた通達を発見。罰金は£70。郵便でも支払う事が可能で、一定期間内に速やかに支払いが行われた場合、半額まで割引の処置もあり。罰金に納得いかない場合は、発行のカウンシル、警察や裁判での抗議も出来ます・

一方、そこからたった50ヤードほど離れた私道に駐車した組は、車は既にクランプ(車輪留め)され、威圧的な管理者に、罰金£500の現金&即払いを強いられ、泣く泣く近くのキャッシュマシーンに出向く羽目に。警察の介入は望めず、1箇所、抗議出来る先は、罰金を徴収した悪徳会社、そのものにだけ。

ディリーメールの囮調査によると、日本人コミュニティの多い、Ealing Broadway駅周辺でも、デジタルカメラを使った小ざかしい手で、たった32秒の駐車で£150の罰金が送られてくる・・・という悪行。中にはリバース灯が点灯し、駐車ではなく、切り替えしの為に駐車禁止区域に入ったであろう車両まで、罰金の対象となっている・・・ってんだから、善良な市民はたまりません。

ついに大手大衆紙、ディリーメールが声を高らかに法の改正を叫び出しました。

要求内容は・・・

1)私有地駐車罰金に関する、苦情や抗議を受ける媒体を設ける事。

2)私有地での罰金に上限を定める事。

公道での罰金上限は、ロンドン以外の駐車違反£70、ロンドン市内の駐車違反£120、牽引£105、牽引に伴う保管料1日£12、クランプ取り外し£40

3)牽引を制限する。

公道では駐車車両がa)危険を生み出す状態にある、b)出入りの障害となる、c)放置されていると考えられる・・・の場合のみ、牽引が許可されます。

4)奨励金の廃止。

正規の取り締まり会社は、駐車違反車の有無に拘わらず、一定の報酬を受けるのに対し、悪質な会社は1台に付きコミッションを受け取る歩合制。上記、Ealingのケースでは1台違反車を写真に収めると、£30支払われるそうです。

大々的なデイリーメールのキャンペーンに、AAも大賛成!私も大賛成!

でも何らかの処置が取られるまでは、皆様、同じ駐車違反なら公道にしましょう。


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