日本に一時帰国の際、久しぶりにカラオケボックスに行きました。所は東京都豊島区池袋・・・。聞けばここは路上タバコ禁止地区。なるほど横断歩道の脇に、灰皿のある喫煙所がポツリ。寒さの中、震えて吸っている連れが可哀相で、ついカラオケボックスの中では”吸ってもいいよ。”と太っ腹な意見をしたのがまずかった。何といっても、英国でスモークフリーに慣れた身体・・・。狭い閉ざされた空間ではあっという間に、髪の先までタバコ臭くなってしまいます。
確かにカラオケボックスのような狭い空間や、雑踏での喫煙は良い事ではないでしょう。でも昨年度から施行されたイギリスでの禁煙法はやりすぎだと思いません??施行前に配られた厳しいお達しには、喫煙が発覚した場合、建物の所有者や使用者にも罰がある・・・とあり、お客様の行動にも目を光らせなければならず、あまり心地の良いものではありません。
私は只今、禁煙歴5年半。いまだに”ふっ”と吸いたい瞬間が訪れるので、タバコの匂いには敏感な方だと思うのですが、分煙時代、パブやホテルなどでもNon Smokingの方に行けば、”臭い、煙い、吸いたくなる~”等の不愉快な思いをした覚えはありません。
現在、仕方なく喫煙者の為に、屋外にヒーター付きパラソルを用意した店をよく見かけますが、あちこちでエコ生活を叫ぶご時世に、これこそエネルギーの無駄遣いも甚だしい!!・・・と勝手に、”全面禁煙 対 省エネ”論を戦わせております。
挙句の果てに、追い詰められた喫煙者は、外出中は屋外や自家用車でしか吸う場所は無くなり、携帯灰皿なんて普及してないので、国中、ポイ捨ての山。これも環境によいとは言えません。
我が社も、嫌煙スタッフが張り切り、建物&敷地内は全て禁煙。
別に喫煙を推奨するわけではありませんが、雨の多いイギリスの歩道でひっそりと喫煙するスタッフの姿を見ると、”ヒーター無しのパラソルくらい置いてあげても・・・。”と仏心がちょこっと出てしまうと同時に、こんな世の中になる前に、禁煙して良かった~・・・とホッと胸を撫で下ろしてます。
ドライブレコーダー
映像の有無が過失責任の割合判断に役を果たす事も。