’ルシアン・フロイド’展

ナショナル・ポートレート・ギャラリーに’ルシアン・フロイド’展を見に行ってきました。

美術学校時代の作品から最後の未完の作品まで年代順に展示されてあり、作風の変化を追うことができます。1960年代にそれまで使っていた柔らかい筆を捨て、硬い豚の素材の筆に代えることで作品が力強く大胆なものに変わってきます。それは1970年代から始まるフロイドの作風を特徴付ける裸体画の確立へ繋がります。フロイドが裸体を描く理由は人間を衣類を剥ぎ取った動物として観察し、皮膚から滲み出るその人物の本能と願望を引き出すためということです。

この展示会で私が一番印象に残った作品は白い衣服に包まれ、静かに目を閉じているフロイドの母親のポートレートです。フロイドの慈愛に満ちた筆遣いで、皮膚から滲み出ている彼女自身が白い服を通して表現されています。

5月27日までです。



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