2008年02月18日 の投稿

ロビン(Robin)

2008年02月18日 17:23(月) by Ukki @ jaz

天気の良い日曜日、散歩の途中で腰掛けたベンチにて、お弁当を開いていると、ロビンが飛んできました。すぐ近くの木に止まり、私の手元のおにぎりをじっと見つめています。

すずめ程の大きさのこmiscellaneous-008.jpgの鳥は、食虫ダイエットの為、掘り起こされる虫を期待して、土仕事にいそしむ人々の周りにチョコチョコやってくるそうで、ガーデニング大国の英国人に愛されない筈はありません。国鳥を持たないイギリスで、見事、鳥類人気第一位を勝ち取っています。

鮮やかな胸の朱色には、”十字架に架けられたイエス・キリストの耳元でさえずり、慰めようとした際に、傷口からの鮮血により、茶色の胸元が赤く染まってしまった。”という民話がついてまわり、すっかりクリスマスカードの絵柄としても人気です。

一方、ビクトリア時代の郵便配達人が、赤い制服を着用していた事から、”ロビン”というあだ名が付き、その後ロビンそのものが、クリスマスカード配達人の象徴となった・・・という説もあります。

どちらにしても古くからイギリス人に馴染みの深い鳥なんですね。

余談ですが、”コマドリ”は英語でJapanese Robinというそうですが、イギリスのロビンとは別種。コマドリは”うぐいす”と並んで美声の持ち主。かたや、こちらのロビンもナイチンゲールと間違えられるほどの歌唱力・・・。う~ん、日英・歌対決させたいものです・・・。


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