2008年02月26日 の投稿

高速道路上での故障

2008年02月26日 15:54(火) by Ukki @ jaz

英国で高速道路を走行していると、よく”路肩停止車両”を見かけます。その数、余りにも多く、路肩は気軽に停車出来る場所・・・と思ってしがいがちですが、

お気をつけ下さい!高速道路上の路肩:Hard Shoulderは緊急停止の為のもの。それ以外、1)用を足す、2)携帯電話の使用、3)地図の確認・・・などの理由で停止してはいけません。”トイレに行くのは緊急”・・・なんて屁理屈も勿論、通じません。繰り返しますが、Real Emergency以外はMUST NOT STOPなのです。

また、例え故障であっても、一般の人が、パンクを含み一切の修理を行ってはいけません。なぜなら、路肩停止車両に追突しての重大事故が後を絶たないからです。AA等のロードサービスパトロールも路肩修理中に、毎年数人、命を落としています。

私自身もこの目で、ハートフォードシャーのA1(M1ではありません。)にて路肩停車中の事故車に、別の車が滑って真横から体当たりし、停車中の助手席側から、子供が衝撃で弾き飛ばされるのを見ました。それは恐ろしい光景で、”だから皆、故障車から離れた高台で救援を待っているんだ。”・・・と即、納得しました。それまでは、”寒い中、車内で待ってればいいのに・・・。”などと、お気楽に考えていたものです。

それでは実際、高速道路で停まらざるを得ない故障の場合はどうしたらいいのか?AAでは以下のように案内しています。

1)出来るだけ左側に車を寄せ、ハンドルを左に切り、車幅灯とハザードランプを点灯。

2)全員、左側のドアから出て、路肩から十分に離れた場所に移動。

3)高速道路上の緊急電話(1マイル毎に設置。無料で警察に直通。)にて連絡。携帯電話でロードサービスに救援を求める際には、正確な位置を伝える。

4)車が良く見え、尚且つ、路肩や走行車線から十分に離れた丘の上、バリアの後ろ等、安全な場所で待機。

5)不審車が近づくなど、危険を感知した場合は、車に戻り、出来るだけ左側に座り施錠。危険が去ったら、直ちに車から降りる。

”周囲を気遣えない”&”車の流れを考えない”危険なドライバーが、スピードを出して走る国です。路肩は危険な場所・・・という事を心に留めて、自分と家族の安全を第一に行動して下さい。


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