ロイター通信によると、EU委員会は、次世代のカーエアコン用冷媒について、現行の「R-134a」に比べて温室効果ガス排出による地球温暖化への影響の少ない「R-1234yf」の使用を認可し、新型車にR-1234yfを使うよう決定しました。しかし、ダイムラーとフォルクスワーゲンは、R-1234yfには衝突時に引火する危険性があるばかりでなく、発火時に毒性のフッ化水素ガスを放出する可能性があると主張し、新たな代替冷媒が決まるまではR-134aの使用を続けると昨年9月に委員会の決定に異を唱えていたそうです。
これに対しEU委員会は「決定に従わない新モデルの発売は認めない」と2社に警告。しかし、ダイムラーは6月にR-134aを使用したメルセデス・ベンツの「Aクラス」「Bクラス」「SLクラス」の新型車をフランスへ輸出。フランスは該当車の新車登録を拒否したそうです。
まさか英国は、フランスのような対応を取らないでしょうね?
Reuters: http://jp.reuters.com/article/JPauto/idJPTYE96G04O20130717